音階の練習の仕方とは?

みなさんは音階の練習をどのようにされていますか?

曲に比べて面白くないので、つい後回しにしたり、今日は音階パス!なんていう日が続いてしまったりしていませんか?

以前ボーイングの大事さについて書きましたが、実はボーイングの次に欠かさず練習して欲しいのが音階です。

確かに面白みのない練習ではあるのですが、気をつけることは本当にたくさんあるので、きちんと考えて練習すると、面白くない、と言ってる場合ではないんですよ~

そこで今日は、私が日頃どんなことに気をつけて教えているか、何点かお伝えしようと思います!

まず、音階の練習で音程をしっかりとるのはもちろんですが、ポジションごとの左手の位置を確認するようお願いしています。

自分は今どのポジションにいるかを意識することで、左手の位置や形が明確になり、曲の中でも生かすことができます。

また、左手指の弦の押さえ方も要注意です。

不自然に第1関節や第2関節が反ってしまったりしていませんか。

指は適度に丸く、指先の芯でおさえるよう意識する。

そうすることで和音もきれいにとれるようになります。

またおさえている指だけではなく、それ以外の指も不自然な力が入らないようにしなくてはなりません。

左手だけではなく右手も忘れずに意識してください。

音はつながっているか、強かったり弱かったりしないか。(ここはボーイングと気をつけることは同じです)

スラーの時、均等に弓を使って粒の揃った音が出せているか。

それと、1番にオススメしたいのが、音楽的に音階を弾くという練習です。

色々な感情を表すように弾いてみると、どう弓を使えば、その感情の音が出るかを自分で体感することができますよ!

一言で音階といっても、気をつけることは本当に沢山あって、音階の練習ってつまらない…などと言っていられません(笑)

そうはいっても、レッスンでは時間が決められていますので細かに音階をみることは難しいのが現状です…

でも、もしみなさんが基礎をきちんと学びたい、と思っていらっしゃるのでしたら、音階をきちんと丁寧に練習してみてください。

曲の中で、音階で気をつけて練習したことが必ず生かされるはずですよ♪