ブルッフ ヴァイオリン協奏曲を久しぶりにみて思うこと

先日新しい課題を始めた生徒さんがいらっしゃいます。

メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲を全楽章やりとげた彼女にお勧めした次なる課題は、ブルッフのヴァイオリン協奏曲です。

ヴァイオリンをやっていない人には馴染みのない作曲家だと思いますが、この曲は超有名でコンクールなどでもよく弾かれる曲なのです。

聞いたことがない人はぜひ1度聞いてみてくださいね。

私がチャレンジしたのは中学生ですからかなり前になりますが、生徒さんに課題として出したのも、ものすごく久しぶりになります。

今になって思うと、以前私が生徒だった時は、先生に言われるまま弾いていたなぁ、と感じます。

この歳になって感じる、この曲の「熱さ」や「ため」は10代の頃と、全然違うなぁ、と。

もっともっと曲の中でやりたいことが増えて、レッスンする度にドキドキするのです。

同じ曲なのに、昔と感じ方が違うという点で、音楽の奥深さを感じました…

曲自体は変わっていないのに、音楽は弾く人と共に進化していくものなのだと。

私がもっとおばあちゃんになったら今度はもっと味があって色気のある、少し枯れたブルッフになるのでしょうか。笑

冒頭に挙げた生徒さんはどちらかというと演奏も熱くて、この朗々と歌う曲は彼女にぴったりだと思っていたので、一緒に取り組むことが出来てワクワクしています。

彼女の若々しくて勢いのあるブルッフが仕上がるのが今から待ち遠しくてたまらない今日このごろです♪