春休みですね。
私は数年前から花粉症になってしまい今年は辛い数週間を過ごしました。
けれど、花粉さえなければ「春」は、気温も暖かくなり、たくさんの植物が芽吹き花を咲かせる季節ですよね!
今回は最近、芽吹いたなぁと思われる生徒さんのお話をさせてください。
その子は小さい頃からヴァイオリンを習っていましたが、どちらかというと勘は良いものの、「何となく弾いてる」というところをずっと抜け出せずにいました。
ご両親も、「もっと音楽的に弾いてほしい」という気持ちを強く持っていらっしゃるようでした。
私も弾く時は呼吸したり、情景を考えたり、フレーズを歌ってみたりして、お家でも恥ずかしがらずに歌ってみてねー、と声がけし続けて早5年。
突然体を使って歌うように弾けるようになったのです!
本人が楽しんで歌って弾いているか、そうでないかは一目瞭然です。
弾いている人が楽しくなければ、聞いている人も楽しめないのは当然ですよね。
なぜ彼女が楽しんで弾けるようになったか。
よくよく聞くと、歌が大好きなお父様がお家でたくさん歌ってくれたそうです。
そのうち、彼女も一緒に歌うようになり、それがヴァイオリンを弾く時にも良い影響があった、ということのようです!
私も精一杯レッスン中は歌ったり踊ったりしますが、やはりレッスンだけでしか表現できないので、ご両親のこういうご協力は大変嬉しく思いました。
お子さんが、ヴァイオリンを弾いてもなんか楽しそうじゃないな…というように見えても、けして諦めないでください。
何らかのきっかけで、スイッチが入り、音楽的に弾けるようになった子を私は何人も見てきました。
子どもたちの才能が開花するために、お家では音楽をかけたり、みんなで歌ってみる楽しい時間をたくさん作ってください。
すぐにはあらわれなくても、その土台が子どもたちの中に確実に築かれて、花開くタイミングを待っているはずです♪